この山には種々のコースがありますが、殆どは国道48号線から稜線に向かって急坂を登るコースと東西に伸びる稜線の末端にある大梅寺や団地の錦ヶ丘からのコースが主なものです。各種の案内書やWebの記録にもそのコースのみの掲載です。
先月末に仙台西市民センターの自然観察会グループで西蕃山から蕃山そして西花苑を歩いたおり、蕃山の開山堂前で蕃山を知り尽くされたと話をされていた登山者が写真にある案内標を前にしながら、南に行くコースは行き止まりで、ありませんと他の登山者に話されておりました。
開山堂前今回のコースへの下り口の標識 |
本当にそうなのか、手元には「蕃山自然観察トレッキング及び周辺略図」と記載された略図がありますが、開山道から綱木への破線があります。また、種々の方からもコースがある
と聞いておりました。
開山堂で偶々休憩時間が20分ほどあったので、行き止まりの道を調べることにして、出発しました。下り口は急ですが、その後はなだらかになります。少し歩くと笹の中に入り、歩きにくくなりますが、踏み跡は辿れます。また進むと疎らな雑木の林となります。ここまでは踏み跡は辿れたのですが、その後分からなくなってしまいました。時間が10分経過し戻らなければならず、この日は諦めることにしました。ただ、再度歩けば道は見つけられると確信しました。
出発は県道31号仙台村田線の茂庭松倉にある公益財団法人日本盲導犬協会仙台訓練セター
付近です。
県道から入り口の状況:奥中央の丘陵を登る |
センターのの南側の舗装道路から西に進みます。数件民家がありますが、道は舗装が途切れ、程なく砂利道に変わります。暫く西に進むと北西に沢に降りてゆく林道の分岐があります。
分かり難いが右側を沢に降りる道を進みます |
其処の分岐を北西に進み、沢を渡ります。以外に水量はありました。
沢を渡ります |
林道は直ぐ東に登り北に下りますが、方向を変える地点に尾根の端があります。ここが登り口で雑木に巻かれたピンクのテープがあります。
尾根の登り口にピンクのビニールテープが付けられている |
ここから急坂が始まります。標高で40m程登ると少しなだらかになります。西側対岸の尾根には立派なモミの木の林が見られます。それらのモミは西蕃山奥の「百年の森」にあるモミより素晴らしいと思えます。
隣の尾根のモミ林 |
その後再び急坂が始まり、標高差で100m登ります。この辺には、ピンクのテープは見あたらなくなります。尾根には岩そしてモミやイヌブナの幼木が目立つようになり、踏み跡は分かり難くなります。帰途道迷いしないため、赤布を要所に付けました。
急な尾根の木々 |
急坂の終わりの尾根 |
そのうち、急坂からなだらかな雑木の林になると踏み跡の近くにコンクリートの杭が設置されており、近くの木にはピンクのテープが巻かれております。
境界杭が |
さらに進むと先日調べに歩いた踏み跡に出ました。
開山堂手前の丘陵の雑木林 |
10:39盲導犬訓練センター南 発→10:53林道分岐→10:55尾根取り付き口→11:43開山堂11:47→
12:26尾根取り付き口→盲導犬訓練センター南
GPSルート軌跡 |
天気:晴れ 行動者:筆者1人
このコースは、急坂が続くものの危険な所はなく、一つの尾根を歩くことから道迷いも少ないと思われます。ただ、麓に駐車スペース無いことから利用しづらいことがハンディーかも知れません。
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