今月発刊のシルバーネット(みやぎシルバーネット)に掲載された記事によれば、
野山ウォークとは、『子供から高齢者まで一緒にゆっくり野山の自然を楽しむこと』を目的に、TOI(東北アウトドア情報センターの略)とシルバーネットが共同でスタートさせたもの。
世界最高峰のエベレスト登山にも成功されている宮城を代表する登山家でTOI代表の
八嶋寛さんが同行する、安心安全の野山散策と記載されております。
5月の連休後の野山ウォークは、初夏の里山をゆっくりと歩きました。
全山、芽吹きの柔らかな薄緑の雑木の中に下草類も成長の勢いを増し、山野草も春の花
々から初夏のものに、山菜も豊富になっておりました。
その中、7名の中高年の参加者と八嶋講師の8名で、今回歩くのは月山池南側の丘陵です。
案内にP2と描かれている月山池西側駐車場を9時40分に出発しサイカチ沼の堰堤近くの
遊歩道(サイカチ沼ガイドマップではもみの木コース)から登りにかかります。
すぐ見つけられるのがセリバオウレンの花が終わったもの、そしてイカリソウです。
セリバオウレンの花の終わったもの |
イカリソウ |
よりも管理されているので歩きやすいのですが、多少物足りなく遊歩道の上の踏み跡を
歩いてしまいます。道は次第に愛子と秋保を結ぶ県道に近づき、標高220mのピークと
なります。ガイド地図を見て、今度はこもれびコースを登山口近くまで谷に下ります。
途中には紫のラショウモンカズラと黄花のヘビイチゴなどが見られました。
野山ウォーク |
登りのもみの木コースに近づいた地点で、昼食をバッケ山の東屋として,バッケコースに
向かいましたが、十二時を過ぎてしまいました。
目的地ではないのですが、途中階段の土留め横木に腰掛ゆっくり食事をしました。普段の
山の散歩では食事の時間は多くて20分程度ですが、30分と余裕です。
食事の後、バッケ山を経由して再びもみの木コースを親ノ倉山に向かい、頂上は踏まずに、
タンポポコースを高床式東屋を経由して月山池近くの水鳥コースに合流し、ミステリー隧道で
ミステリー隧道前で |
記念写真撮影。月山池西側駐車場に戻りました。タンポポコースと水鳥コースに合流点から
隧道までの間の遊歩道は少し不安定なので慎重に通過しました。
駐車場に戻り整理ストレッチをしていると、堰堤の南側から悠然とカモシカが現れました。
駐車場には釣りをしている人がかなり居るのに怯える様子はなく、堰堤北側からみ晴らし山の
方向に移動して姿を消しました。
コース:GPSの記録を示しました。
コースタイム:9時38分の月山池西側駐車場P2(パーキング2)発→10時48分もみの木
コースからこもれびコース分岐点→11時56分こもれびコースからバッケコースへ登り口→
12時5分バッケコース途中(食事休憩)12時33分発→12時59分親ノ倉山近く→13時04分
タンポポコース高床式あずまや→13時48分月山池南岸の素掘のトンネル→14時15分
月山池西側駐車場P2着
雑感:
サイカチ沼は50年ほど前からハイキングで訪れておりました。
その頃は、愛子駅から歩いて行ったので、周辺の丘陵地を歩くなどは考えておりませんでした。
思い出すと池の周りは鬱蒼とした林の印象があります。そして、20年ぐらい前に愛子から秋保温泉に通ずる県道が開通するなで、車で何回か通りましたが、それほど開発が進んでいたようは思えなかったのですが、今は沼周辺と遊歩道の整備がすすみ、大きい公園のようになってしまいました。この地域には、錦が丘の住宅団地が造られ、ゴルフ場やゼオライト鉱山・工場などの立地がされるなど、変化の大きい地域です。でも、これ以上は変わって欲しくない思いです。
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