2013年1月27日日曜日

寒中、双耳峰の様な青麻山とあけら山を歩く

仙台の南・蔵王連峰の東に標高八百メートの峰々が目立ちます。昨年末に歩いた羽前街道は蔵王町宮からはじまりますので、往時の街道からもよく見えたのではないかと思います。

左のなだらかな山が青麻山、右のピークがあけら山

その峰々の中心は東側に火伏せの山大刈田山と呼ばれた青麻山とその西側の不思議な名前のあけら山です。双耳峰となる様ですが、青麻山は南北の尾根、あけら山は東西の尾根です。双耳峰は普通耳が平行に並んでいると勝手に思っているので、この直角に接している双耳峰は、私的には少し違和感もあります。

旧羽前街道(県道12号)から下別当コース入り口

低気圧接近した悪天候の中と思われた1月22日、種々の訓練を兼ねて歩くことになりました。
コースは当初八山から山頂から北に延びる尾根の北面コースとしていましたが、積雪などを考慮して、下別当コースとなりました。
下別当コースから見た無線中継所からのコースの尾根

林道入り口で、ワカンを装着し歩きはじめます。積雪は早朝の降雪も併せて20cm程度と思われます。出発前から雨に近い雪が降っておりました。林道を西方向に約1km進み、その途中から尾根に取り付くため藪を這い上がりましたが、・・途中夏道に合流してしました。その後、登るしつれて積雪が多少増えたこともあり、夏道を意識しながらジグザクに登りました。石英安山岩が露出している場所は雪も少なくカンジキの爪が岩にあたり歩きにくい場所でした。
石英安山岩が露出している場所を歩く

その他は重い雪のものの、問題なく通過しました。稜線における風もそれ程ではなく、昼食は山頂で摂ることになりました。
青麻山山頂でメンバー



山頂から東の山々
頂上で昼食後、あけら山にむかいました。あけら山との鞍部は笹が密生し歩きにくい状態で、ポールの輪が何度か引っかかり、ストレスを感じた場所でした。
鞍部からあけら山への道の両側は痩せ尾根で、両側は切れていましたが、雑木が密生しており危険は感じません。程なくあけら山頂上小さな錆びた鉄の鳥居と石碑は2つありました。雪を掘らなかったので確認はできませんでしたが、あけら大明神と蔵王山と刻まれているそうです。
あけら山頂でメンバー右に雪に埋もれた鳥居が見える

帰途、青麻山の山頂付近でミニ雪のビバークの仕方について演習をして帰途につきました。
雪のビバークの方法を力説する講師と受講者



青麻山&あけら山コースタイム(2013/01/22)
下別当登山口9:03→林道から尾根への取り付き9:45→夏道合流点10:04→岩の露出部10:25→11:10青麻山頂11:30→青麻山・あけら山鞍部11:44→12:03あけら山12:22→12:50青麻山頂→半雪洞等ビバーク訓練13:28→14:40下別当登山口
下別当からあけら山までのルート

天候:雪後曇り 参加者:4名と講師

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