2012年9月3日月曜日

蔵王の五色岳山頂は何処か!考えながらロバの耳周回コースを歩きました。

7月末の蔵王カモシカ尾根から熊野岳を歩いたおり、講師から五色岳とお釜からロバの耳を目指すコースがあって、機会があれば案内できるとのがありました。
何時か行けるのか!少し先のことではないかと思っておりましたが、ところが、長く続いた好天気にも恵まれ一ヶ月後に実現しました。

蔵王は有史以来50回近くの噴火記録があるとされていて、その中心はお釜を中心とした五色岳
周辺と思われます。宮城の地学ガイド(宮城県口頭学校理科研究会地学部会編)では、現在五色岳とされる南の肩へこみがお釜の前の火口とされています。
ところで、五色岳の頂上は、柴崎 徹”宮城の名山”1992年 河北新報社によれば、現在地図に記されているとおり、お釜の近くの最高点(1672m)と記されております。
一方、深野稔生”山遊び山語り(蔵王・二口編)”1999年 無明舎出版によれば、お釜により形成された火口丘の金峰山蔵王権現碑のある場所ではないかとしています。
更に我々の講師は、それより南の尾根の端にあるケルンに標識があった。そこが頂上との見解です。
五色岳の位置は3つの中本当はどれが正しいのでしょうか。
高さのみで決めれば現在のとおりですが、調べてみると、必ずしも高さのみで頂上が決めている訳ではないようです。歴史的な背景などを鑑み特定すべきでしょう。
その点金峰山蔵王権現碑現存する場所は、お釜から300m程度離れ、噴火をおさめる祈祷をするには最前の所です。
ここを山頂にしたことは理解できます。
おそらく祈祷のための人々は、青根や我が温泉からロバの耳から振子沢の上部、我々が歩いた逆コースで訪れたのではないかと考えられます。
その様に考えてくると、五色岳山頂は現在のお釜近くのピークではなく、金峰山蔵王権現碑のある場所が有力となりますが。
 
さて、歩いたコースは、以上を踏まえたかどうか不明ですが、蔵王刈田岳山頂駐車場から馬の背を越え、お釜の縁を通り、五色岳へ、そこから振子沢上部に降りそこからロバの耳を目指し、更に熊野岳へ登りお釜分岐からお釜へ降り、縁を半周して戻るものでした。



馬の背から五色岳とロバの耳を望む
馬の背から濁川に向かって尾根を下る

エゾオオヤマリンドウ

しらたまの木
旧火口を歩くメンバー



コマクサが咲いていました。



天気は午前中は賽の河原から上部は晴れでしたが、その辺から雲海が広がる状態でした。
午後からは、雲は上昇し、時々霧が気になる状況でした。講師からは、このコースは濃い霧が発生し易く、そのおりの対策、目印を確認しながら歩くよう指示がありました。

講師が言う五色岳山頂への道

わかり難いが中央に金峰山蔵王権現碑

講師が言う五色岳山頂 往時木の標識があった。
五色岳山頂からのお釜



地図$柴崎さんの言う五色岳山頂




コースの特徴は、いくつもありますが、①何時も遠くから見ていた五色岳を歩くことでしたが、五色岳の東に広がる砂礫の丘陵の大きさに驚かされました。②そして砂礫丘陵の東に南北に伸びる尾根(金峰山蔵王権現碑と講師が往時頂上を示す道標があった場所がある)を歩けます。そこからは濁川に伸びる尾根とその先にある駒草平が遠望できます。③五色岳からロバの耳に登る多少スリルのあるコースを歩けます。④お釜から熊野岳の雄大な景色が見られます。⑤お釜の水辺も歩けます。⑥三回も五色岳頂上を踏むことができます。?!⑦講師から安斎 徹先生の著作”蔵王の御釜”について情報をいただきました。ぜひ読んでみたいと思います。そして、その結果はまた書きたいと思います。

五色岳付近からロバの耳と振子沢方面

ロバの耳から丸山沢方面
熊野岳の肩からお釜に下る
お釜に流れ込む沢の湧水地

お釜の浜

歩いた日は7月28日(火曜日)、コースはGPSのとおりで、その時間は次の通りです。
今回のコースです。五色岳が宙に浮いて

蔵王刈田岳山頂駐車場発 8:31→馬の背8:38→馬の背から濁川への尾根からお釜への分岐8:54→講師の考える 五色岳頂上9:53→ 金峰山石碑を祀る五色岳10:09→地図などに記載の五色岳頂上10:21→五色岳・ロバの耳鞍部(振子沢上部)11:06→ロバの耳(昼食)11:27→熊野岳の東端のお釜・ロバの耳分岐12:17→湧き水箇所(お釜へ流れる)13:30→お釜の浜14:06→前掲馬の背から濁川への尾根14:27→15:07蔵王刈田岳山頂駐車場着

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