2013年5月2日木曜日

村山葉山ぶなばやしを歩く


講師から送られてきた登山計画書には山形・村山市・葉山1461.7北陵に続く山、古御室(コミムロ)

山 1359.8mを登ると記載されており、鳥居から葉山「山の内登山口」方面へ入山するが、葉山ルートは行かず、手前の尾根から山頂を目指すとされていました。
 ところで、加えて日本山名大辞典によると、「古御室(こみむろ)山・・御室とは村の敬称でかなり古い時代のことなのだろう。都から貴人がこの山の麓に辿りつき、やまで室(集落)をつくったことによる山名と記されているとのことでした。市のサイトにも、村山葉山の麓にある富並地区には縄文時代の遺跡が多く、古来より豊かな自然の幸に恵まれ、中世の城跡やそれに関係する史跡なども点在しているとされ、古御室山に通じる様です。
鏡(かがみ)山・・カガミとは地形語で草原の平坦地を言う。比較的低い山ばかりにあって、放牧にも適した山ということ。」と説明されているとのことです。
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 さて、今回の行程等についてですが、往時この近くに来たとき時期と状況からすると、山の内登山口までは積雪で車は行けない。山の内の大鳥居前から歩くことになりそうだと漠然と思いました。
山の内口からアプローチ

 当日其処に行ってみると、やはり、思ったとおり、山の内登山口なでの道路にはかなりの積雪があり、大鳥居から三枚平までヒタすら歩くことになりました。


杉林で休憩と議論
そして、三枚平から烏帽子岩と鏡山の間にある地図に1217をまず目指すことにして、そのアプローチを検討しました。その結果、大石田町に近い尾根に取り付くことにして、三枚平から杉の樹林帯を通過して、それから雪の付いていない尾根の下の雪面を通過して尾根に取り付くことになりました。
三枚平から登るコース(右側手前の尾根と中央稜線)

しかし、実際にその場所に近づくと雪面は雪崩れる危険性があると判定し、雪の付いていない薮を漕ぎ尾根に取り付くことになりました。
 薮は傾斜が急で小枝を掴みながら必死で登ることになりましたが、その途中には上品なピンクの花をつけたイワウチワが見ることができました。
尾根取り付き前の藪の中イワウチワが咲いていた

 尾根も傾斜がキツく、21日の降雪もありピッケルとアイゼンでの安全確保は必須でした。ただ、途中からはすばらしいブナの大木を何十本もみることができこの山の素晴らしさを実感しました。

ブナ林の尾根を登る

 昼食後コース時間が遅れていることから、登り行動時間を午後1時半としてセッピの張り出している尾根まで進みました。

セッヒの張り出した尾根を歩く
講師からは、そろそろ引き返してもと声がかかりましたが、何となくもっと見通しの良い所まで行きたい強い希望がありました。それで、更にそのセッピの上を少し進むとブナの大木が点在する広い場所(標高約1000m)に着きました。
稜線の奥に広がる見事なブナ林
ブナの大木の前でメンバー



















そこでは東側には村山盆地を挟んで船形連邦の山々や翁山などが見られました。
村山盆地を望む

 また西側には1217mのピークと鏡山への長いセッピのある尾根が続いていました。ただ残念なことですが葉山の頂上と主稜線は見ることができませんでした。


 大きなブナのところでメンバーの集合写真を撮影後、帰途につきました。赤布を回収しながら慎重に急斜面をおりやっと緩斜面となる杉の林までおりましたが、その後、鳥居まででが、極めて長い行程となってしまいました。

三枚平から山の内までが長い行程でした。見送る登った山

コースタイム:9:15山の内地区大鳥居発(標高263 m)→10:24三枚平上部杉林(休憩)10:37→10:57尾根取り付き前の藪→11:13尾根取り付き→13:26引き返し点(標高1046 m 目標ピーク1217m地点手前1.4Km)13:43→15:03尾根から藪漕ぎへ降下→16:21大鳥居着

参加者:講師、他6名
歩いた日時:2013:04:16  天候:晴れ 
コース:GPSの記録のとおり 
村山葉山・古御室山の東の1217を目指して歩いたコース


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